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フルサイズ一眼カメラを使うメリットとデメリットについて

一眼レフカメラにも慣れてきたし、そろそろフルサイズ機に乗り換えようかなー。

ん?でもフルサイズ機を使うメリットって何だろう?APS-Cとかと何が違うんだろう??

そんな悩める方のために、フルサイズ一眼カメラを使うメリット、デメリットをまとめてみました。

そもそもカメラのイメージセンサーってどんなもの?

本題に入る前に、そもそもカメラのイメージセンサーって何?というお話を簡単にしていきたいと思います。

イメージセンサーとは、カメラのレンズを通じて入ってくる光を受け取り、それを電気信号に変換する半導体(撮像素子)です。人間の眼でいえば、ちょうど網膜に相当する部分となります。

このイメージセンサーの性能(大きさ)が、デジタルカメラの写真の画質を大きく左右します。(余談ですが、よく画素数が多いから画質が良いという話を聞きますが、画質に影響するのはイメージセンサーの大きさですので、くれぐれもご注意を!!)

イメージセンサーの大きさには種類がある

で、このイメージセンサーには何種類かの大きさがあります。おおよそのサイズ感をイメージしやすくるために、代表的なセンサーサイズを図にまとめました。

※この他にもAPS-Hや1型といったものもありますが、ここでは割愛させていただきます

主要なイメージセンサーのサイズ一覧(大きい順に中判、フルサイズ、APS-C、フォーサーズ、1/1.7型、1/2.3型)

さて、今回紹介するフルサイズ一眼カメラに搭載されているセンサーは、中判の次に大きいイメージセンサーということになります。

ここまで簡単にイメージセンサーについて説明いたしました。では、いよいよ本題のフルサイズセンサーを搭載した一眼カメラのメリット、デメリットについて紹介していきます。

フルサイズ一眼カメラのメリット

画質が良い

フルサイズ一眼レフカメラの最大のメリットは、何といっても画質が良いことに尽きます。広い意味ではフルサイズ機を買う一番の理由は画質が良いということに集約されます!

イメージセンサーの説明でも書きましたが、イメージセンサーの性能(大きさ)が、デジタルカメラの写真の画質を大きく左右するわけです。

説明だけですとイメージし辛いと思いますので、実際にフルサイズセンサーを搭載したPENTAX K-1と1/1.7型センサーを搭載したPENTAX Q-S1で撮影した写真を見比べていきましょう。

フルサイズと小型センサーの画質比較① フルサイズは色味も豊かに表現されている

フルサイズと小型センサーの画質比較① 小型センサーは色味があっさりしているように見える

(上:K-1で撮影した写真、下:Q-S1で撮影した写真)

フルサイズ機で撮影した写真は、センサーサイズが小さいカメラの写真と比較して、色合いや細かな部分が豊かに表現されていることが見て取れるかと思います。

フルサイズ一眼カメラの最も強みとなる部分、それが画質なのです。

高感度撮影に強い

こちらも広い意味では画質に分類されますが、フルサイズ一眼カメラは高感度撮影に強いという点が挙げられます。

ISO感度を上げると、薄暗い場所でも早いシャッター速度を得ることができますが、それと引き換えに画質が悪くなります。

フルサイズのような大型のセンサーを搭載しカメラでは、小型のセンサーを搭載したカメラと比べて、ISO感度を上げても画質の劣化が少ない傾向にあります。

実際にどれぐらいフルサイズセンサーと小型センサーで違いが出るのか、実際にISO感度を6400に固定して撮影した写真を見比べていきましょう。

フルサイズと1/1.7型でISO感度6400で撮影した写真を比較(フルサイズ)

フルサイズと1/1.7型でISO感度6400で撮影した写真を比較(1/1.7型)

(上:K-1で撮影した写真、下:Q-S1で撮影した写真)

拡大してご覧いただくとより分かりやすいと思いますが、小型センサー(1/1.7型)を搭載したQ-S1で撮影した写真はかなりノイズが目立っていることが見てとれます。一方でフルサイズセンサーを搭載したK-1で撮影した写真は、同じISO6400でありながらノイズがほとんど目立っていません。

ということで、フルサイズ一眼カメラは高感度撮影にも強いのです。特に結婚式やライブハウスといった薄暗い場所で撮影される方には、絶大な威力を発揮します。

フルサイズ一眼カメラのデメリット

カメラ本体が大きくて重い

フルサイズ一眼カメラの大きなデメリットの一つが、カメラ本体が大きくて重いという点です。センサーが大型であるほど、カメラ本体の小型化がどうしても難しいというのが実情なのです。

では、いったいどれぐらい違うのでしょうか?参考までにフルサイズ機(K-1)とAPS-C機(K-3Ⅱ)の大きさと重さを比べていきます。

カメラ PENTAX K-1 PENTAX K-3Ⅱ
センサーサイズ フルサイズ APS-C
幅 x 高さ x 奥行き 約136.5 x 110 x 85.5 mm 約131.5 x 100 x 77.5 mm
重さ 約1010g 約800g

やはりフルサイズ機はAPS-C機と比べてひと回り大きくて重いことが分かります(K-1はかなりコンパクトな設計なので、実のところ大きな差はないですが…w)。

カメラ本体が大きい&重いのは主に一眼レフカメラの話であり、最近ではSONYのα7シリーズのような比較的小型なフルサイズミラーレス一眼カメラもあります。

価格が高い

フルサイズ一眼カメラは金額的には高いお買い物になる…

そしてもう一つの大きなデメリットは、カメラ本体の価格が高いという点にあります。現在のフルサイズ一眼カメラの相場は、おおよそ20~60万円程度となっており、かなり高いのが現状です。

先ほど紹介したK-1とK-3Ⅱのボディ単体の税込み価格※は、前者が278,100円、後者が123,400円と、APS-C機と比べるとフルサイズ機はかなり高いということが分かります。

※価格は2016年9月8日現在(参考:リコーイメージング公式直販サイト)

ボケ味や焦点距離は変わるの?

ちょっと余談ですが、センサーサイズの小さいAPS-Cやフォーサーズの一眼カメラなんかと比べて、フルサイズ一眼カメラでは「ボケ味が大きくなる」「広角側に強くなる」といった話をよく聞くと思います。

実はこの話については半分合っていて、半分間違っているというのが答えです。

なんのこっちゃと思う方も多いと思いますが、ちょっと長くなりそうなので、以下の記事にまとめましたので、合わせてご覧ください。(広角側に強くなる点については、現在まとめております)

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どうも、おーわ(@hirokazu.sby)です。フルサイズ一眼カメラのメリットとして「背景のボケが強い写真が撮れる」ということを聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと...

まとめ

今回はフルサイズ一眼カメラのメリットとデメリットについて、写真を交えて紹介いたしました。いかがでしたでしょうか。

これから一眼カメラを使ってみようという方や、今はAPS-C機を使っているけど、近い将来フルサイズ機に移行したいなーという方、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

純粋に画質や高感度耐性を求めるのであれば、今後の買い替えやレンズ資産のことを考えて、長く付き合えるフルサイズ一眼カメラの購入が、個人的にはおすすめです。

あ、最後に一つ大事なことですが、フルサイズ一眼カメラのような高価なカメラを使っても「いい写真」になるわけではないですので、その点はご注意w

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