写真と遊ぶ、創る、楽しむ

「いい写真」とはなんぞや?それはね、機材で決まるもんじゃないんだよ!

「いい写真を撮りたい!」

写真を本気で撮っている方であれば、誰しもが自然と思うことですよね。僕もそんなことを思っている日がありました。

さて、「いい写真」とはどうすれば撮れるものなのか…もしかすると、高価なカメラがあれば「いい写真」が撮れると考えている方もいるかもしれません。確かに高価なカメラは綺麗な写真は撮れます…が、「いい写真」は高価なカメラを使っても撮れるとは限らない…これが現実なのです。

高いカメラやレンズを使っても「いい写真」は撮れない

プロカメラマン・中西祐介さんの著書「「いい写真」はどうすれば撮れるのか? ~プロが機材やテクニック以前に考えること」の冒頭で、「いい写真」とは何かについて、こんなことが書かれています。

「プロカメラマンは値段の高いカメラやレンズを使っているから”いい写真”が撮れるのではないでしょうか?」
「どんな特別なカメラを使っているのですか?」
そんな質問をいただくことがあります。この質問に対して、私はこうお答えしています。

「みなさんと同じように、量販店で手に入れられるカメラを使っていますし、高級なカメラを使っているからといって必ずしも目的の写真が撮れるとは限りません

確かに数十年前は、特に報道関係のカメラマンのために特別にチューニングしたカメラが存在していたようですが、現在ではそのようなことはありません。写真を作るためにはカメラとレンズが必要ですが、「写真を撮る」という行為と、「写真が写る」という事実は、つながっているようで異なることなのです。

ときどき「一眼レフカメラっていい写真が撮れるよね」という話を耳にしますが、実際のところ綺麗な写真は撮れても、いい写真になるとは限らないんです。

高価な一眼カメラで撮った写真が、SNSで「いい写真」と評価されるとは限らない

ちょっと話を分かりやすくするために、Instagramへ投稿した二枚の写真をご覧ください。

どちらもInstagramへ投稿した、紅葉と戯れるかわいらしいダンボーの姿です。どちらの写真もだいたい同じぐらいの「いいね」が付いています。既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、一枚目の写真はiPhone 7、二枚目の写真はPENTAX K-1で撮った写真です。

もし、本当に高価な一眼レフカメラで撮った写真が「いい写真」として評価されるのであれば、後者の写真は前者に比べて圧倒的に評価されるはずです。現に写真の画質は圧倒的に勝っていますし、色味も豊かですし…。

と、分かりやすく数値的な指標を出してみましたが、往々にして「いい写真」というのは機材では決まらないということが分かっていただけたかと思います。

カメラやレンズは進化した、それでも「いい写真」の答えは教えてくれない

カメラやレンズの性能の進歩のおかげで、これまで撮れなかったものが写せるようになったことは事実です。しかし、被写体に向き合い、フレーミングをして、最後にシャッターを押すのは人間です。ピントはカメラが合わせてくれますが、「何に向き合い、何を感じて、どのタイミングで撮るのか?」は、どんなに高性能のカメラも教えてくれません。撮影者の意思がカメラとレンズというフィルター通じて、写真に結実されるのです。

確かにカメラやレンズの性能は昔と比べて大きく向上し、画質がすごく良い写真を簡単に撮れるようになりました。2010年にPENTAX K-xという一眼レフカメラを手にしたときと比べても、ずいぶん進化したなーと感じています。

ですが、上記にも書かれているように、写真撮影をする上で本当に大切なことは「何に向き合い、何を感じて、どのタイミングで撮るのか?」という部分であり、それは決して高性能なカメラが教えてくれるわけではないのです。

高性能なカメラに撮らされるのではなく、自分が感じ取ったものを撮る…それが「いい写真」を撮るために大切なことなのです。

まとめ

結局のところ「いい写真」とは何だ?という問いに対して、正解は人それぞれ違うのです。撮影者が違えば、心の中も違うわけで、思い描く情景はぜんぜん違うのですから…。

一つ言えることは、高いカメラやレンズを使ったからといって「いい写真」になるわけではないということ。ぜひ、頭の片隅に置いていただけたら幸いです。

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